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私達の設立の想い


●理念
私達は、山と街とをつなぎ、今、日本がおかれている、山・街・川・海の現状を多くの人に知ってもらい、お互い勉強するための情報共有の場としての役割を果たしたいと考えています。そして、昔の木の文化に習い、輸送コストがあまりかからない、地元九州の木で家を建てる事で、少しでも九州の山・街・川・海を守りたいと考えます。


●内容

木を使う人(街の人々)
木の供給元(林山地)木を生かす人(設計・施工)
トータルコーディネートし情報の共有をしているネットワークです。


山と街をつなぎ、

建物の計画・原木・加工・施工までをトータルにコーディネート
します。



●活動

@    循環型生活のセミナー

A    木についての勉強会

B    シックハウス対策の建物研究

C    山を守る活動(山の木を使って家を建てたら、植林しよう)

D    山とまちをつなぐ勉強会



●はじめに
高度成長期、日本では木材の需要が大きくなり、国産材ではまかないきれず、輸入材が入ってきました。価格が安く、ベニアなどへの加工がしやすい外材は、瞬く間に広がり建築現場などで使われ始めたのです。以前は、日本の森林からも多くの材を供給しており、材木を切り出した後の山には新たに植林が行われました。その当時植林された人工林が今50年を迎え、多くが材として使われる日を待っています。しかし、安い?と言われる外材に押され、現在では、木材の国内自給率は18.2まで落ち込んでしまいました。使える木材が国内にあるにもかかわらず、日本は、世界有数の木材輸入国となってしまっています
間伐が実施された森林 間伐がされていない森林


●本当に国産材は高いのか?
今、国内の人工林は、人の手が入れられず、荒れた状態が続いています。(中にはきちんと手を入れている山もあります。)原木市場に出しても、質の良い材は金額がつきますが、悪い木は二束三文で取引されています。山の持主は、『切り出して市場で売って、新しく植林すると赤字になってしまう、赤字になるよりは・・・・』と言い山を手入れすることが無くなってきているのです。ですが、実際に床板などの価格を比べても、

       
国産材と輸入材は、ほとんど価格が変わりません
   
            言うほど高くはないのです!



●山が荒れるとどうなるの?
もともと、人工林は人が手を入れて育てる事が前提で植林されています。枝を落とす事で、木自体の質も上がり、地面にまで日光が届くようになります。枝を落とさないままにしておくと、地面に日光が当たらず、地表に植物が育ちません。土むき出しの地面に雨が降れば、土は流れ出てしまい、足腰の弱くなった人工林はそのうち、木ごと流されて土砂崩れを引き起こします。川は土砂で汚れ、保水力の無くなった山々には酸性雨が降り注ぎ、浄化作用もみるみる落ちてしまいます。


●外国の山々は?

ただ安いと言う理由だけで、輸入している事はないとは思いますが、その安さには
     ウラがあります。

数年前から、環境破壊が叫ばれ、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、外国の山々も荒れているのです。外国の山の荒れ方は日本と違います。

木を切った後に、お金がかかるからと言う理由で、植林をしていないのです。はげ山となった山に、雨が降り、土は流れ・・・・・後は日本と同じなのです。植林する手間(予算)をかけなくていいから安く出来るのです。
(今は、国産材とあまり変わりませんが・・・・)



●今のままでいいの?
本当に今のままでいいのでしょうか
日本には、使える木がたくさんあるにも係わらず、手が入れられなくて山が荒れている!外国は、木を伐採した後の植林をしないから荒れている!
輸入までして使っているが、使い方を見てみると、【ベニアや合板】木の美しさや、やさしさ、人に与えるフィトンチットの効果などなど、まったく無視の使われ方・・・・
   ・・・・残念です。いいのでしょうか
?・・・・・・


●あまり難しく考えないで!!
今までの建物の造り方は、あまりにも造る側(業者)の都合の良い提案・論理だったと思います。

  安いから・・・・外国の森を荒らしても・・・・
       あまりにも身勝手です。


私達に出来る事はないだろうか?
簡単な事です。『地産地消』で、九州で育った木をつかえばいいのではないでしょうか?そうする事で、山には新しく植林する予算が戻るのですから。


●山の想い
木を切り出しても、使われないし、赤字になるから・・・・・でも、本音は違うんです!やっぱり使ってほしい!!金額はあまり変わらないのですから、もっと、もっと、もっと国産の良い材を使ってほしい。使ってもらえて、住んでからも喜んでもらえるなら、これからも、もっと手をいれ、   いい木を育てるぞ〜〜〜〜〜!!


丹念に、家を建てる方の笑顔を思い浮かべながら、
手入れしてくれる事でしょう。


●今までが悪循環だった
地元、九州の木を使う事で、環境保護・二酸化炭素削減・酸素供給・水源保護・花粉飛散防止・・・・などなど、いろんな効果があります。外材を使い、家にもベニア、合板、ビニルクロスを使用する事で、シックハウスを生み出し、住んでいる人も体が悪くなる→外材を使うから、日本の山が悪くなる→山が悪くなるから花粉が飛んだり、水が悪くなる→植林しないから、外国の山が荒れる・・・地球規模で考えると、二酸化炭素が増え、温暖化ガスが増えるからオゾンホールが大きくなる〜〜〜あ゛〜〜〜

この、悪循環スパイラルを壊そうじゃありませんか!!

何度も言う様に、簡単な事です。
地元、九州の木に目を向けてもらうだけで良いのです。

そうする事で、産地も証明できる、
想いのこもった暖かい住まいが手に入るのです。



●建てる私たちに直接メリットはあるの?

会では、構造材(柱・梁)に
人工乾燥の木材に関しては、含水率(木が含む水分)
20%以下、を使用!
天然乾燥の木材に関しては、伐採後、葉を付けたまま山で乾燥させる、葉枯らし乾燥の木材を使用しています。
会では厳しい基準を設け、1本1本の含水率をチェックし、20%以下のものを使用するようにしています

含水率が多い、乾燥の行き届いていない木材を使用すると、木が乾燥していく段階で、ねじれや曲がりなど、いろいろな弊害が出てきます。実際に乾燥材を使っているよ!と言われている工務店さんもありますが、実のところ、その多くの木の真偽のほどは分かりませんなぜかと言うと、1本1本の重さも重く、産地や乾燥を裏付ける証明が存在しないのです。会では、このようなことが無いよう、1本1本に証明を付け、現場へ搬出します。


きちんとした乾燥材を使うことで、家の基本となる構造が強くなり、
長く、安心して生活していただけます。


構造体などの価格。
会の中身をスマートにすることにより、流通の無駄を省きました。外材が安いからと使用しているところがありますが、私たちは、防虫処理された木材に疑問を持っているので使用しません。実際の金額では、会の中身のスリム化により、外材の乾燥材とほとんど変わらないようになっています。

    集成材について:木の良い所だけを取り、何本かを接着剤で貼り合わせている集成材は、強度は確かに強いものです。ですが、実際に起きている問題として、接着部分の剥離があります。長く住んでいただく住宅での使用は、いかがなものかと思います。接着部分から出る化学物質は、実にさまざま!!私たちは、信頼と実績のある、100%天然木をおすすめします。